アチェガヨとは、インドネシア・スマトラ島北部のアチェ州、ガヨ高地周辺で栽培されるコーヒーのことです。

ガヨマウンテンも同じ地域のコーヒーを指すことが多いですが、
全日本コーヒー公正取引協議会の表示規約では「スマトラ島タケンゴン地区で生産されたアラビカコーヒー豆」と定義されています。

つまり、アチェガヨアチェ州ガヨ地域のコーヒーを広く指す産地寄りの呼び方ガヨマウンテンその中でもタケンゴン地区産に限定される銘柄名、と考えると分かりやすいでしょう。

全日本コーヒー公正取引協議会の表示規則 では
「ガヨマウンテン」「マンデリン」について以下のように定義されています。
12) ガヨマウンテン : インドネシアのスマトラ島タケンゴン地区にて生産されたアラビカコーヒー豆をいう。


13) マンデリン : インドネシアの北スマトラ州及びアチェ州(タケンゴン周辺のガヨマウンテン生産地区を除く)にて生産されたアラビカコーヒー豆をいう。

<参照元>
https://www.ajcft.org/agreement/index.html
「全日本コーヒー公正取引協議会 表示規則」

アチェガヨとは?

アチェガヨとは、
インドネシア・スマトラ島北部のアチェ州、ガヨ高地周辺で生産されるコーヒーを指す呼び方です。

「アチェ」はインドネシアの州名
「ガヨ」アチェ州内の高地地域やそこに暮らすガヨ族に由来する名前です。

そのため、アチェガヨは「アチェ州のガヨ地域で生産されるコーヒー」と考えると分かりやすいでしょう。

アチェ州スマトラ島北部に位置し、
標高の高い山間部ではアラビカ種のコーヒー栽培が行われています。

インドネシア各地のコーヒーの違いを知りたい方は、
インドネシアコーヒーの種類や特徴もあわせて参考にしてください。

ガヨマウンテンとは?

ガヨマウンテンとは、
インドネシア・スマトラ島アチェ州、タケンゴン地区で生産されるアラビカコーヒー豆を指す銘柄名です。

全日本コーヒー公正取引協議会の表示規約では、
ガヨマウンテンは「インドネシアのスマトラ島タケンゴン地区にて生産されたアラビカコーヒー豆」と定義されています。

つまり、ガヨマウンテン
ガヨ高地周辺の中でも、特にタケンゴン地区産のアラビカ豆に限定された呼び方ということです。

アチェガヨとガヨマウンテンの違い

呼び方指す範囲ポイント
アチェガヨアチェ州ガヨ高地周辺のコーヒー産地を広く指す呼び方
ガヨマウンテンスマトラ島タケンゴン地区産のアラビカ豆表示規約で定義された銘柄名

アチェガヨとガヨマウンテンは、
どちらもインドネシア・スマトラ島北部のアチェ州、ガヨ地域に関係するコーヒーです。
そのため、販売上は近い意味で使われることもあります。

ただし、厳密には指す範囲に違いがあります。
アチェガヨは、アチェ州のガヨ高地周辺で生産されるコーヒーを広く指す産地寄りの呼び方です。

一方、ガヨマウンテンは、
全日本コーヒー公正取引協議会の表示規約で「スマトラ島タケンゴン地区で生産されたアラビカコーヒー豆」と定義されています。

つまり、アチェガヨは広い地域を指す呼び方、ガヨマウンテンはその中でもタケンゴン地区産に限定される銘柄名、と考えると分かりやすいでしょう。

ガヨマウンテンとマンデリンの違い

呼び方定義のポイント
ガヨマウンテンスマトラ島タケンゴン地区産のアラビカコーヒー豆
マンデリン北スマトラ州・アチェ州産のアラビカコーヒー豆。ただし、タケンゴン周辺のガヨマウンテン生産地区を除く

ガヨマウンテンとマンデリンは、
どちらもインドネシア・スマトラ島のアラビカコーヒー豆ですが、表示上は産地の範囲が分けられています。

全日本コーヒー公正取引協議会の表示規約では、
マンデリン「北スマトラ州およびアチェ州で生産されたアラビカコーヒー豆」とされますが、

“タケンゴン周辺のガヨマウンテン生産地区は除く”とされています。

つまり、ガヨマウンテンはマンデリンの一種というより、
規約上はマンデリンとは別の銘柄として扱われるコーヒーです。

マンデリンの味わいや産地について詳しく知りたい方は、
マンデリンの味の特徴の記事も参考になります。

ガヨマンデリン・マンデリンガヨとは?

スマトラ島ガヨ地域のコーヒーは、
販売名として「マンデリンアチェ」「マンデリンガヨ」「ガヨマンデリン」などと表記されることがあります。

これらは、全日本コーヒー公正取引協議会の表示規約で個別に定義された銘柄名ではありません

そのため、ガヨ地域周辺のコーヒーでも、ガヨマウンテンに該当しないものは、
「マンデリンアチェ」「マンデリンガヨ」などの販売名で扱われることがあります。

ただしそれらは、
あくまで販売上の呼び方として使われる名称です。

ガヨマウンテンのように、
表示規約上で個別に定義された銘柄名ではない点には注意しましょう。




アチェガヨの味の特徴

アチェガヨの味の特徴は
マンデリンのようなアーシーな土っぽさは控えめで、
カカオのようなコクと甘苦さにあります。

ガヨ高地の中でもタケンゴン地区の特定銘柄である
ガヨマウンテンフルーティな酸味と甘み、
クリーンな味わいが特徴
ですが、

それと比べるとややカカオダークチョコレートのような
コクと苦味が前に出ている味わいを感じやすいです。

ただし、同じアチェガヨでも、農園精製方法焙煎度によって味わいは変わります。

特にスマトラ島のコーヒーは精製方法によって風味が変わりやすいため、
スマトラ式精製について知っておくと味の違いが理解しやすくなります。

そのため、「アチェガヨ=必ずこの味」と決めつけるのではなく
スマトラ系らしいコクと穏やかな酸味を持つコーヒーとして捉えるとよいでしょう。

まとめ|アチェガヨとガヨマウンテンは近いが同じではない

今回はインドネシアコーヒー解説
「アチェガヨとは?ガヨマウンテンとの違い」

について解説をしてきました。

アチェガヨとガヨマウンテンは、
どちらもインドネシア・スマトラ島北部のガヨ地域に関係するコーヒーです。

ただし、アチェガヨはアチェ州ガヨ高地周辺のコーヒーを広く指す産地寄りの呼び方です。

一方、ガヨマウンテンは全日本コーヒー公正取引協議会の表示規約で「スマトラ島タケンゴン地区で生産されたアラビカコーヒー豆」と定義されており、より限定された銘柄名として扱われます。

また、マンデリン「北スマトラ州およびアチェ州産のアラビカ豆を指しますが、タケンゴン周辺のガヨマウンテン生産地区は除く」とされています。つまり、ガヨマウンテンはマンデリンの一種というより、表示上は別の銘柄として整理されるコーヒーです。

<アチェガヨ/ガヨマウンテン/マンデリンガヨを整理>
アチェガヨ→アチェ州ガヨ高地で生産されたコーヒー全般
ガヨマウンテン→ガヨ高地の中でもタケンゴン地区で生産されたアラビカ種(特定銘柄)
マンデリンガヨ→ガヨ高原地区で生産されたガヨマウンテンではないコーヒー
(特定の定義は定められていない)

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