こんにちは

こちらは「アマドコーヒー」です!

今回の記事は“コーヒーのギモン”
中国産ロブスタコーヒー「海南島コーヒー」
について取り上げていきます。

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コーヒーブロガーが
様々なコーヒーを実際に飲んでレビューする
「実飲レビュー」

今回飲んでいくのは
中国産ロブスタコーヒー「海南島コーヒー」です。

先日、Xに投稿したのですが
中国お土産で「海南島コーヒー」をいただきました。

中国産コーヒーといえば
アラビカ種の「雲南コーヒー」が有名ですが、
こちらの「海南島コーヒー」
アラビカ種ではなく、ロブスタ種です。

【雲南コーヒーとは?】味の特徴とスタバも評価した中国コーヒーの魅力を紹介!

インドネシア産のロブスタコーヒーを
取り扱っている当方「アマドコーヒー」としても
中国産ロブスタの味は非常に気になります。

実際に飲んで味の特徴をレビューしますので
ぜひ最後までご覧くださいね!




海南島コーヒーとは?

まずは「海南島コーヒーとは」
どのようなコーヒーなのか?
について取り上げていきます。

「海南島コーヒー」
中国 海南省(海南島)で作られている
ロブスタコーヒーになります。

▽海南島の場所はこちら▽

中国コーヒーとして注目されている
「雲南コーヒー」の産地である雲南省と
海南島は地理的に近い場所にあります。

▽雲南省の場所はこちら▽

海南島と雲南省はともに
「コーヒーベルト」と呼ばれる
コーヒー栽培に適した地域に属していますが、

海南島は雲南省と比べて「標高が低い」ため
アラビカ種よりもロブスタ種の栽培が盛んです。

「コーヒーベルト」は
北緯25度~南緯25度の範囲を指し、
この地域はコーヒー栽培に適した気候を持つ
とされています。

ブラジルエチオピアインドネシアなど
コーヒー生産国の多くは
コーヒーベルトに位置しています。


「画像出典:Wikipedia コーヒーベルト」
jonkerz ♠talk 06:34, 29 April 2013 (UTC) – 投稿者自身による著作物, based on File:BlankMap-World-v2.svg, パブリック・ドメイン, リンクによる

「アラビカ種」と「ロブスタ種」の違い

「アラビカ種」
コーヒーの2大品種のひとつで“高級品種”とされる。
香り高く、味も良いとされるが
標高や気候などの生育条件が限られていて、
病気に弱いなど、栽培も難しいため高価である。

コーヒー専門店のコーヒー、
「マンデリン」や「モカ」「キリマンジャロ」
などの銘柄コーヒーはアラビカ種

「ロブスタ種」
コーヒーの2大品種のひとつで
アラビカ種よりも安価で取引されている。

香りや味はアラビカ種と比べて
「野性的」で「苦味が強い」
アラビカ種よりも病気に強く、
低地でもよく育つため大量生産が可能

ブレンドコーヒーやインスタントコーヒー、
コーヒー味食品の原料に使われている。

海南島とコーヒー文化【中国はコーヒーを飲まない?】

続いて、
「海南島とコーヒー文化」
について取り上げていきます。

“中国はお茶文化でコーヒーはあまり飲まない”
というイメージを持っている方も
多いのではないでしょうか。

今でこそ、中国発のコーヒーチェーン
「コッティコーヒー」が日本出店するなど

中国でもコーヒー文化が浸透していますが
以前はコーヒー文化よりも
「お茶文化」が強かったことは事実です。

そんな中国でありながら
海南島は華僑系の人々が多く
コーヒー文化が根付いた地域と言われています。

東南アジアに住んでいた華僑の人々が
海南島に帰郷する際に
コーヒー文化・喫茶文化を持ち帰った訳ですね。

「華僑」とは?
「華僑とは」
中国国籍を持ちながら、海外に居住する中国人のこと。
海南島からは東南アジアの国々で暮らす人が多い。
<参考>
「Wikipedia 華僑」




海南島の雑学【鑑真が漂着した島】

余談になりますが、
「海南島の雑学」
をひとつご紹介させてください。

ここまで
海南島コーヒー海南島について
取り上げてきましたが、
正直なかなか親近感が湧きづらいですよね。

イメージがつきづらいと言いますか、

そこで海南島にまつわるこちらの雑学を
ご紹介したいと思います。

6世紀に日本を目指した中国の僧
“鑑真が漂着した島”

「鑑真」の名前は歴史の授業などで
一度は聞いたことがあると思います。

船の難破などの苦難を乗り越えて来日し
奈良に唐招提寺を創建したことで有名ですよね。

そんな鑑真を乗せて日本を目指した船が
難破して漂着した島が「海南島」です。

海南島に漂着したのが5回目の航海
次の6回目の航海でようやく
鑑真は来日を果たしたと言われています。

このような事を知ると
海南島を少しは身近に感じるように
なったのではないでしょうか。

味の特徴を実飲レビュー

それではいよいよ
「海南島コーヒーの味の特徴」
実際に飲んでレビューしていきます。

こちらが今回飲んでいくコーヒーの
パッケージになります。

ドリップバッグで1杯分ずつ
個包装されています。

パッケージを開けて
▽ドリップバッグを取り出したのがこちら▽

画像だと伝わりづらいかもしれませんが、
焙煎具合「中煎り~中深煎り」
といった感じです。

思ったよりも浅めの焙煎ですね。

開けた時から
香ばしい香りがします。

コーヒーというよりは
麦茶やほうじ茶のような香ばしさです。

▽お湯を入れて抽出したものがこちら▽

コーヒーの色は「薄い茶色」という感じ

ここまでの香りと見た目は
“完全にお茶”ですね。

それでは飲んでいきます。

実際に飲んでみた味
コーヒーというよりはお茶の味でした。

酸味やコーヒーの甘みはほとんどなく、
苦味もかなり弱いです。

一方でかなり香ばしさが強く
何度も同じことを言って恐縮ですが
「お茶を飲んでいるような感じ」がします。

身近なイメージで言うと
“「爽健美茶と麦茶の間」ぐらいの味”

爽健美茶のような香ばしさと爽やかさ
麦茶のようなコクを合わせた感じですね。

これは苦味を愉しむというよりは
“香ばしさを愉しむコーヒー”だと思います。

このようなコーヒーの愉しみ方は
非常に新鮮で美味しかったです。

インドネシアロブスタとの違い【商品開発中】

最後に当ブログを運営する
「アマドコーヒー」が商品化を目指している

「インドネシア産ランプンロブスタ」
今回取り上げてきた「海南島コーヒー」の
違いについて取り上げたいと思います。

「ランプンロブスタ」
インドネシアコーヒー(スマトラ島)の
特徴である「アーシー」が強く、

苦味もかなり強いです。

「アーシー」とは
「大地のような」「土っぽい」
とも表現されるコーヒーの味・香りです。

この「アーシーさ」は
特徴であり、クセでもあるため
好みは分かれるものになります。

また、苦味もかなり強いので
初めて飲む方は驚く場合もあります。

一方で、今回取り上げた
「海南島コーヒー」
同じロブスタコーヒーですが、
全く違う味・香りをしていました。

香ばしさがかなり強い
という点が特徴的でしたね。

ランプンロブスタと比べて
違った特徴をもっているものの、
好みが分かれるクセは少ないように感じました。

その点では
好みを選ばずにおすすめできるかと思います。

どちらが良いというわけではありませんが、
今回の中国ロブスタ「海南島コーヒー」も

今後の当方の「ランプンロブスタ商品化」に
参考にしたいと思います。

まとめ

今回は
中国産ロブスタコーヒー「海南島コーヒー」
について解説をしてきました。
最後までご覧いただきありとうございました!

当ブログ「アマドコーヒー」では
インドネシアコーヒーについての情報を
日々発信しています。

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