こんにちは

こちらは「アマドコーヒー」です!

今回は“インドネシアコーヒー解説”
「Kapal Api(インドネシアコーヒー)」
について取り上げていきます。

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最近、業務スーパーで販売されている
「Kapal Api(カパール・アピ)」という
インドネシアコーヒーが話題になっていますね。

当ブログを運営する「アマドコーヒー」は
インドネシアコーヒーを取り扱っています。

今回の記事では、そんな当方が
「Kapal Api」を実際に飲んで
味をレビューしていきます。

インドネシア人の友人や
仕事関係の方に聞いた
「Kapal Apiのおすすめの飲み方」
についてもご紹介しますので

ぜひ最後までご覧くださいね!




Kapal Apiはどこの国のコーヒー?

まずは、
「Kapal Apiはどこの国のコーヒー?」
について取り上げていきます。

業務スーパーで激安コーヒーとして話題の
「Kapal Api」ですが、
こちらは
「インドネシアの会社が製造するコーヒー」
になります。

コーヒーの産地というと
ブラジルエチオピアなどが有名ですが、
実はインドネシアも”世界第3位”の
コーヒー生産大国なのです。

世界のコーヒー生産量ランキング(2023年)

1位:ブラジル(3,172,562トン)
2位:ベトナム(1,953,990トン)
3位:インドネシア(794,762トン)

<統計参考>
『国際連合食糧農業機関 – Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO)』
https://www.fao.org/markets-and-trade/commodities-overview/beverages/coffee/en?utm_source=chatgpt.com

コーヒーに詳しい方なら
「マンデリン」「トラジャ」「ガヨ」など
インドネシアのコーヒー銘柄が
思い浮かんだのではないでしょうか。

これらは高級品種とされる
アラビカ種のコーヒーになります。

一方、今回ご紹介している
「Kapal Api」ロブスタ種と呼ばれる
病気に強く、高温多湿でも育つ
アラビカ種よりも大量生産される品種

使用されています。

【ロブスタ種コーヒーとは?】味の特徴と産地、アラビカ種との見分け方を解説!

Kapal Apiはインスタントコーヒー?

続いて、
「Kapal Apiはインスタントコーヒー?」
について取り上げていきます。

「Kapal Api」には大きく分けて
2種類のタイプがありまして、

一つが「レギュラーコーヒー」

もう一つが
「インスタントコーヒー(砂糖入り)」
です。

インスタントコーヒーは
1杯分ずつが個包装されているので、
分かりやすいかと思います。

しかし、レギュラーコーヒータイプの
「Kapal Api」でも
インスタントと間違えやすいです。

こちらの画像は
レギュラーコーヒータイプ
「Kapal Api」の中身(コーヒー粉)です。

日本でよく見るレギュラーコーヒーよりも
かなり細く挽かれている事が
分かるかと思います。

これはインドネシアでは一般的な
挽き具合である
「極細挽き」になります。

見た目だとインスタントコーヒーと
見分けがつきませんが、

こちらはあくまでも
レギュラーコーヒーですので、
お湯に溶けない点は注意しましょう。

インスタントとの見分け方

次に、「Kapal Api」の
インスタントと極細挽き(レギュラー)の
見分け方について解説します。

インスタントと極細挽きを見分けるには
「パッケージのロゴの上の文字」
を確認しましょう。

こちらの画像のパッケージの
「蒸気船のロゴ」の上に
「KOPI BUBUK」と金色の文字で
書かれているかと思います。

「KOPI BUBUK」はインドネシア語で
「粉状(BUBUK)」の「コーヒー(KOPI)」
という意味になります。

こちらを日本語にすると
「極細挽きコーヒー」となり、
すなわち『レギュラーコーヒー』
である事を意味しています。

「インスタント」のパッケージも
同じように確認すると

画像が見づらくて恐縮ですが、
蒸気船のロゴの上に
「KOPI+GULA」と書かれています。

このインドネシア語は
「KOPI」→「コーヒー」
「GULA」→「砂糖」

という意味になっています。

直訳は「砂糖入りコーヒー」となりますが、
こちらは「インスタントコーヒー」である事を意味しています。

「Kapal Api」は様々なシリーズがあり
パッケージがほとんど同じなので
日本人の私たち目線では見分けるのが
難しいですが、

ロゴ上の文字さえ確認すれば、
「インスタント」か「極細挽き」か
間違えずに選ぶことができます。




おすすめの飲み方「沈殿コーヒー」

次に「Kapal Api」のおすすめの飲み方
「沈殿コーヒー」について

取り上げていきます。

インスタントコーヒーと見間違えるくらい
細かく挽かれている理由として
インドネシアの伝統的なコーヒーの飲み方
「沈殿コーヒー」が関係しています。

「沈殿コーヒー」はインドネシア伝統の
コーヒーの飲み方で
フィルターなどの抽出器具を一切使わずに、

コーヒーカップに
極細挽きにしたレギュラーコーヒーを入れ、

そのままお湯を注いで
コーヒーを抽出する方法です。

(画像:カップにKapal Apiを入れた状態)

レギュラーコーヒーなので、
もうちろんコーヒー粉自体は溶けません。

そのため、
コーヒー粉がコーヒーカップの底に
「沈殿」するまで待って、
コーヒー粉が口に入らないように
上澄みの液体だけを飲みます。

(画像:お湯を入れてコーヒー粉を沈殿させた状態)

沈殿コーヒーは慣れるまで
飲み方が難しく、
煩わしいと感じるかと思います。

私自身も普段「Kapal Api」を飲む時には
フィルターを使って
ドリップで淹れていますが、

「Kapal Api」を最も美味しく淹れる方法は
“沈殿コーヒー”だと思います。

ドリップで淹れた場合と
沈殿コーヒーにした場合だと

味が変わるのです。

みなさんも、
「Kapal Api」を使って一度は
沈殿コーヒーにチャレンジしてみることを
おすすめします。

【沈殿コーヒー】インドネシア式の飲み方を解説!注意点とおいしく飲むコツ【アマドコーヒー】

Kapal Apiの味を実飲レビュー

最後に「Kapal Api」の味を
実際に飲んでレビューしていきます。

今回飲んでいくのは
「極細挽き(KOPI BUBUK)」
タイプの「Kapal Api」です。

淹れ方は「ドリップ」で淹れました。


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「Kapal Api」を実際に飲んだ感想としては
コクと強い苦味を感じました。

これは、使われているコーヒーの品種
「ロブスタ種」によるもので、
独特の味と香りがあります。

「香り」
→小麦を焦がしたような香ばしい香り
(日本の麦茶に近いような香りです)

「味」
→酸味はほとんどなく、苦味が強い
(日本の麦茶をめちゃくちゃ濃くして
苦くしたイメージです)

日本ではそのまま飲まれることが少ない
品種のコーヒーになりますので、

味や香り自体にも慣れが必要だと思います。

ただ、ハマる人はドハマりします。

私はもちろん大好きですが、
私の勧めで飲みはじめた人も
最初は違和感を感じていましたが、
1週間ほどでドハマりしていました。

苦手な人はとことん苦手だと思いますが
ハマる人はドハマりする

「Kapal Api」沼にぜひ飛び込んでみてください。

【商品開発記①】シングルオリジンロブスタコーヒー「生豆産地」【アマドコーヒー】

まとめ

今回は
「Kapal Api(インドネシアコーヒー)」
について解説をしてきました。
最後までご覧いただきありとうございました!

当ブログ「アマドコーヒー」では
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ぜひ他の記事もご覧くださいね!